鏡開き

 江戸時代、新年の吉日に商家では蔵開きの行事をしたが、武家では鎧などの具足に供えた具足餅を下げて雑煮などにして食したそうです。

 刃物で餅を切るのは切腹を連想させるので手や木鎚で割り、「切る」「割る」という言葉を避けて「開く」という言葉を使用します。鏡は円満を、開くは末広がりを意味します。

 武家の具足式を受け継ぎ、柔道場・剣道場などでは現在も鏡開き式を新年に行うところもあります。

 さて、平成29年度の鏡開きが今年も盛大に行われました。

 まずは、卒団生の記念写真に続き、全体写真の撮影から行います。総勢60名を超えています。

 
その頃、保護者のみなさんは、お雑煮やお汁粉づくりに取りかかります。

  
いよいよ、鏡開き式が始まります。初めての参加する家庭は子供も親もドキドキです。


 この後、各級や学年に分かれてランキング大会が行われ、大きな声で基本試合に臨む姿や、負けてポロポロ涙を流す子、上級生を負かして会場が沸くなど、子供達それぞれの成長を大きく感じることができました。
  中でも、中学3年生の試合では、受験勉強でなかなか稽古する時間がないのにもかかわらず、どの試合も息を飲む迫力があり、小さい子達も正座で先輩達の試合に釘付けとなりました。


 
 真剣勝負のあとは、子供達が楽しみにしている風船割り大会です。風船が割れるたびに、大きな歓声があがります。


 
  動き回ってみんなお腹がペコペコ! 具だくさんのお雑煮は小野幌剣道会の昔からの伝統の味です。

 本年度も鏡開きがつつがなく終わりましたことを、先生方ならびに保護者のみなさんに感謝いたします。また、一年、子供の成長を願い、皆で協力していきましょう。よろしくお願いいたします。

夜は新年会でした。これも小野幌剣道会の伝統行事です。